★GIFアニメーション新作紹介@電脳絵画館★
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ドラマ「ケイゾク」より渡辺篤郎が演じた真山徹を作品化。
「笑う警官」という映画をみた。
偶然、書店で佐々木譲の原作を手に取り、映画化されると書いてあったので興味が湧いて原作を買って読んでおいた。個人的にはもうひとひねりあった方が面白いかなとは思ったが、原作は良い出来だと思った。
映画の方は「龍馬伝」の武市半平太役ですっかり有名になった大森南朋が主演している。まあ芸達者な人だし、原作の佐伯のイメージもないことはない。むしろ、宮迫博之が演じる津久井の方はかなり違和感があったが、その辺は個人差だろうし、原作を読んでいなければ気にならないだろう。
映画は原作を端折ったような感じでさくさくと進む。ニ時間以上の長い映画だと予め調べておいたので、こんなペースで進んで大丈夫かと心配になり始めた頃からどんどん原作を無視して暴走し始める。
原作を読んだ時、もうひとひねり欲しいと思ったのは殺人事件の犯人であって、話を膨らませた方が良いと思った訳ではなかったが、映画の方は話を盛って膨らませ過ぎていて、リアリティがかなり薄くなってしまっている。
映画のクライマックスも下手なアクション映画のような演出ではらはらどきどき感もないし、全てが片付いてから15分程度、意味不明なシーンがラストに延々と続く。
映画の面白いところはほぼ原作通りに撮ってあるところで、映画の面白いないところは監督と脚本家が勝手に盛ったシーンだと言える。
「こんなひどい映画を撮る監督は誰だ?」と思ってパッケージを見なおすと「製作・脚本・監督/角川春樹」とあった。
それを見て妙に納得してしまった。
この映画を見て、「佐々木譲という人の作品は面白くない」なんて思われたら原作者が可哀そうだ。作者の名誉のため、もう一度「映画の面白いところは原作通りの箇所、映画の面白くないシーンは角川春樹が勝手に書き足したところ」と書いておきたい。
時代の寵児だった角川春樹も今や見る影もなし・・・とちょっと寂しくなってしまうほど出来の悪い映画。
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