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映画『スターウォーズ』よりC3POの原画を書き直し、作品を作り直した。

都内勤務だった頃は、長い通勤時間を単行本を読んだり、競馬雑誌を眺めて週末のレースの予想をしたりして過ごしていた。海外勤務となってからは、めっきり本を読む時間も減ってしまったのだが、それでも時間をみつけて本を読んでいる。
推理小説を読むことが多いのだが、歴史ものも結構好きでよく読んでいる。

先日、日本に帰省した折に道頓堀のツタヤで宮部みゆきの『孤宿の人』という単行本の新刊が出ているのを目にして、推理小説かと思い購入しておいた。生憎、推理小説では無かったのだが、宮部みゆきの時代もので久々心に残る一冊になった。
四国の丸海藩という架空の藩を舞台に、江戸で悪霊と恐れられた加賀様が丸海藩にやってくる。迷信深い当時のこと、丸海藩に降りかかる天変地異は全て加賀様の仕業とみなされ・・・というお話。
丸海で捨てられて下女奉公している「ほう」という少女が主人公で、「ほう」の純心さが周囲の人を少しずつ変えて行く。

小説が面白かったのは勿論だが、小説の舞台が四国の丸亀だと言うことに直ぐに気が付いた。高松で四年間を過ごしたので丸亀はよく知っているのだが、高松に居る時は、何時でも行けると思って改めて足を伸ばして観光しておかなかったことを今でも後悔している。
著者の後書きにあるが、加賀様は幕末に丸亀藩に預けられた鳥居耀蔵がモデルになっている。
妖怪とあだ名された鳥居耀蔵は、水野忠邦のもと「天保の改革」を断行するが、やがて水野忠邦を裏切り失脚させる。やがて水野忠邦が老中に返り咲くと、罪を得て丸亀藩へと預け入れの身となり、明治維新後の恩赦まで二十年以上軟禁状態にあった。

高松に住んでいたのに鳥居耀蔵が丸亀に幽閉されていた話は全くの初耳で、小説を読んで調べてみるまで知らなかった。どこで小耳に挟んだのか著者の宮部みゆきがよく知っていたものだと感心してしまった。
鳥居耀蔵は丸亀では薬草を栽培したりして、尊敬を集めていたそうだ。多分、丸亀では鳥居耀蔵の知名度はかなり高いと思われる。

色々推薦文を読んで小説を買っているのだが、なかなかこれという作品に出会わない。こちらでは雑誌や小説は取り寄せる以外手に入れることができない貴重品なので、面白くないと腹立たしくなってしまう。
そういう意味では久しぶりに満足のできる小説だった。

今日は、ヤフー!のジオログにも新作を掲載してあります(↓)。是非ご覧ください。

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たまには、『電脳絵画館』本館の方もアピールをしておきます。
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知りませんでした
C3POいただきます。ありがとう。

宮部みゆきの作品は好きなので是非読みたいわ。
『孤宿の人』探してみます!
タイムトリップ物とかロールプレイゲーム的なものとか変化に飛んでいる作品がいっぱいすね。
鳥居耀蔵はいつも「遠山奉行」の敵役として描かれていますが なかなかの人物だったようですね。

Nezu 2010/04/09 (Fri) 09:09 編集
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