★GIFアニメーション新作紹介@電脳絵画館★
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『大巨獣ガッパ』よりガッパの原画を書き直し、雄の方の原画を起こして作品を作り直し、壁紙を制作した。
映画『カムイ外伝』を見た。『カムイ外伝』は2009年9月に全国公開され、興行収入は11.2億円だった。
制作費は邦画としては破格の15億円だそうで、宣伝費を入れると億単位の赤字映画となってしまった。
監督は崔洋一。『カムイ外伝』が映画化されると聞いて喜んだのも束の間、監督が崔洋一だと聞いてかなりがっかりした。個人的にまるでダメな監督で「無駄にグロいシーンを撮る監督さんだ」というイメージ。そのイメージは映画を見ても変わらなかった。
続編を作りたかったようだが、この興収だと続投は厳しいだろう。
ほぼ原作に忠実だと言うことなので、支離滅裂に展開するストーリーは白戸三平の持ち味なのかもしれない。漫画だとそう違和感はないのだが、映画となると正直納まりが悪い。
脚本はクドカンこと宮藤官九郎だということなので、上手くまとめてある方なのかもしれない。
CGを多用してあって洋上のシーンなどほとんどCGだと分かるほど、CGが浮きまくっている。不自然に青い海の青さがかなり気になったのだが、サメとの格闘シーンなどはなかなか迫力もあったので、この辺はまあ許容範囲。
むしろCGとワイヤーアクションを使った映画の冒頭の追忍との決闘シーンの方が個人的にはダメだった。とにかく動きが不自然だしスピード感はないし、無駄に走り回ってばかりいるしで演出の悪さにうんざりしてしまった。
CGやワイヤーアクションがどんなに進歩しても、監督さんの頭の中にあるイメージに独創性がないと、やはり映画は面白くない。
個人的に二時間の上映時間が長かった映画だが、白戸三平の原作をそこそこ上手に映像化してあると思う。白戸三平の漫画は、かなり暗くて観客を選んでしまうことを本作が証明してしまったようだ。
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