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映画「悪人」より妻夫木聡が演じた清水祐一を作品化、壁紙も製作した。
ドラマに映画にと引っ張りだこの若手売れっ子俳優の妻夫木聡だが、意外なことに作品化するのは初めて。
結構いろいろ出演作を見ていると思うが、個人的にツボの作品がなかったようだ。
たんにイケメンは似顔絵が難しいという理由からのような気もするが・・・
「悪人」では髪を金髪に染め殺人犯を熱演し、第34回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した。
意味深な映画で妻夫木聡演じた清水祐一が最も意味深な役柄だったかもしれず、良い作品に恵まれたと言えるだろう。
ちょっと映画にのめりこんでいるのか、「天地人」以降、ドラマでお目にかかっていない。
「赤ずきん(Red Riding Hood)」という映画を見た。
グリム童話の「赤ずきん」を実写映画化したもので、全米では2011年3月11日に公開され、興行収入は38百万ドルだった。そう派手なアクションが用意されている訳ではないし、著名なハリウッド・スターはゲイリー・オールドマン程度しか出てないのだが、制作費は42百万ドルと意外にお高い。全米での興収では赤字となってしまった。
無論、童話をそのまま映画化した訳ではなく、童話世界を舞台に狼男を登場させたサスペンス仕立ての映画となっている。
とある村を舞台に、大人になった赤ずきんと村の若者との三角関係と、村を襲う狼男が一体誰なのかと疑心暗鬼となる村人が描かれてある。正直、ヒロインも相手役もさほど魅力的な俳優さんではないので、ラブ・ロマンス部分はかなり退屈。
監督が「トワイライト~初恋~」のキャサリン・ハードウィックとあって、イケメンと美少女で「トワイライト」路線を狙い、ものの見事に撃沈してしまった感じ。
後は村を襲う狼男と狼男は一体誰なのかというサスペンス部分が面白いかどうかなのだが、まあこの当たりのテイストも「トワイライト」レベル、「トワイライト」は原作の知名度もあってメガ・ヒット作となっているが、個人的に映画として面白いかどうかはかなり疑問に思っている。
原作の知名度がなければ「トワイライト」もこんな興行成績だったのではと思ってしまう。
特に映画のキィとなる「狼男が一体誰なのか?」という答えが映画のラストに明かされるのだが、多分それを見て「なるほど」と思う人は少ないのではと思う。どうにも釈然としてないラストに「続きもあるよ」という終わり方、映画を見終わってなんか腹立たしくなってしまう。
狼男の正体が最後まで謎のままなので、狼男映画では必須とも思える満月の夜の狼男への変身シーンがないのにもかなりがっかり・・・
日本では6月10日より公開のようだ。
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