葉問

映画「葉問2」よりドニー・イェンが演じた葉問を作品化。
流石に一作目が反日映画とあって二作目の公開が方が日本では先になったようなので、先ずは「葉問2」から作品化してみた。
ブルース・リーの師匠だった葉問を描いた作品。一作目は誇張はあれど史実をベースに制作してあったようだが、二作目の方はほぼオリジナルのストーリーのようだ。

功夫映画好きとあって、ここでもしばしば取り上げているドニー・イェンだが、ジャッキー・チェン、ジェット・リーが寄る年波には勝てず、最近はややアクション映画から遠ざかりつつある寂しい状況で、ドニー・イェンは相変わらず第一線で頑張っている感じ。若く見ててももうアラ・フィフ、この先何年も第一線で活躍することも難しいだろう。

早く期待の若手に出てきてもらいたいものだ。

香港映画ではないが、タイ映画からトニー・ジャーという生きの良いアクション・スターが登場したのだが、その後出演作が軒並み出来が悪くて、尻つぼみ状態で最近は新作を目にする機会もない。是非、ジャッキー・チェンあたりにプロデュースしてもらえば、良い作品ができそうだし、ジャッキー・チェン・プロデュースでなくても香港映画に移籍すれば、まだまだ活躍できそうなのだが・・・

さて、先週末の全米のボックス・オフィスの興行成績を見てみよう；

順位/先週 タイトル 興収/累計
1 N Brave $66,739,000/$66,739,000
2 1 Madagascar 3: Europe's Most Wanted
$20,200,000/$157,574,000
3 N Abraham Lincoln: Vampire Hunter
$16,500,000/$16,500,000
4 2 Prometheus $10,000,000/$108,547,000
5 3 Rock of Ages $8,000,000/$28,763,000
6 5 Snow White and the Huntsman $8,000,000/$137,100,000
7 4 That's My Boy $7,900,000/$28,180,000
8 7 Marvel's The Avengers $7,040,000/$598,300,000
9 6 MIB 3 $5,600,000/$163,339,000
10 N Seeking a Friend for the End of the World
$3,836,000/$3,836,000
※Box Office Mojoより

聞かない「Brave」という作品が初登場第一位を飾っているが、これはピクサーの新作映画「メリダと恐ろしの森」のこと。「マダガスカル3」を蹴落としての第一位スタートとなった。流石はピクサーの新作とも言えるが、正直パっとしなかった「カーズ2」の初週興行成績が68百万ドルだったことを考えると、「カーズ2」以下の出だしとなり、若干不安を残した形だ。製作費は破格の1億85百万ドル、これを回収するのはなかなか難しいかもしれない。

もうひとつエイブラハム・リンカーンがヴァンパイヤ・ハンターだったと言う奇想天外の映画「Abraham Lincoln: Vampire Hunter」は、初登場第三位のスタートとなり、興行収入は16.5百万ドルに終わってしまった。ティム・バートン制作総指揮、「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ監督の最新作とあって、かなり期待していた作品だったのだが、不発に終わってしまいそうだ。
但し、製作費は69百万ドル、傷口は浅くて済みそうだ。