★GIFアニメーション新作紹介@電脳絵画館★
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映画『X-メン』シリーズよりジェームズ・マースデンが演じたサイクロプスを作品化、壁紙も制作した。
『スペース・バンパイア』という映画を見た。
1985年に公開された古い映画で、低予算のB級映画なのだが、当時見た時に「面白かった」記憶が残っていた。
原題は"Lifeforce"なので、「生命力」といったタイトルになっている。
監督がトビー・フーパーで、知らない方も多いと思う。1973年公開の『悪魔のいけにえ』が代表作になるようで、1982年公開の『ポルターガイスト』というヒット作もあるが、この作品は製作のスティーブン・スピルバーグがほとんど仕切ってしまい、トビー・フーパーは名ばかりの監督になってしまったようだ。サム・ライミと似たような経歴だが、サム・ライミの方は『スパイダーマン』と出会ってメジャー監督になってしまったが、トビー・フーパーは未だに作品に恵まれていないようだ。
さて、本作はそんなB級映画監督のトビー・フーパーの傑作のひとつ。
ハレー彗星と共に地球に接近してきた謎の宇宙船から持ち帰った3体の人体が宇宙の吸血鬼だったというお話。
とにかく吸血鬼の設定が秀逸で、血を吸うのではなく、精気を吸い取り、精気を吸い取られた人間はミイラのように干からびてしまうが、二時間後に覚醒し、他人の精気を吸い取り・・・と言った感じで増殖して行く。
映画の前半、宇宙から持ち帰った絶世の美女が吸血鬼として蘇り、人を襲い始める当たりまでは無類に面白い。その後物語は完全に破たんして風呂敷を広げまくり、映画の舞台となるロンドンが壊滅状態になる。映画の前半と後半ではまるで別人が撮ったような映画。この当たりの演出の一貫性のなさがトビー・フーパーの持ち味だが一流になれない由縁もある。
映画のほとんどを全裸で出演しているマチルダ・メイという女優さんの根性には唸らされてしまう。本作のイメージが強すぎて、以降すっかりセクシー女優になってしまったようだ。
きちんと脚本書き直してリメイクすれば、かなり傑作のできる魅力的な設定だと思う。今はバンパイア・ブームなので、リメイク向きの作品だろう。
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