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映画「ワイルド・スピード MEGA MAX」よりヴィン・ディーゼルが演じたドミニク・トレットを作品化。
本作は、世界興収が6億ドルを越えるメガ・ヒットとなり、日本でも興収15億円を記録するヒット作となったようだ。割とぐだぐだする映画の前半部分を映画のクライマックスは一気に吹き飛ばしてくれる。

監督のジャスティン・リンはシリーズ三作目の「東京ドリフト」からメガホンを取っているのだが、四作目で汚名返上、五作目で売れっ子監督の仲間入りとなった感じだ。本作の大ヒットを受け、シリーズはまだまだ続くようだ。

主演のヴィン・ディーゼルもこれで息を吹き返した感じ。「トリプルX」以降、正直パっとしない時期が続いていたのだが、出世作に戻って初心に戻ったことが良かったようだ。
肉体派に見えて脚本を書いたり、製作に係わったりシルベスター・スタローンのように素顔は意外に頭脳派の俳優さん。最近は、アクション俳優に元気がないので、是非頑張ってもらいたいものだ。

さて、先週の全米ボックス・オフィス、「シャーロック・ホームズ」と「ミッション・インポシブル」の新作が公開され、さぞかし盛り上がったことだろうと思っていたのだが、トップは「シャーロック・ホームズ」の新作の方だったのだが、公開初週の興収は4千万ドル弱。全米での興収が2億ドルを越えた前作の公開初週の興収が62百万ドルだったことを考えると、かなり寂しい数字だった。

一方、「ミッション・インポシブル」の新作の方は、第三位のスタートとなってしまい、全米での興収は僅か13百万ドル。こちらは前作の公開初週の興収は48百万ドルで半分以下となってしまっている。

映画の評判は悪くなさそうなのに、両作ともに興業的に大コケとなってしまいそうだ。12月に入ってから、全米の興収の落ち込みがひどいようだが、これからクリスマス休暇を迎え、興業も持ち直して行くのだろうか?
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