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映画「ザ・ワン」よりジェット・リーが演じたユーロウを作品化。
アクション映画好きで北京在住とあってジェット・リー関連作品の掲載が多い。ジェット・リーが出演した映画を見ると毎度作品を作りたくなってしまうが、映画を見なくてもジェット・リー関連作品を作りたくなった。
「なにか面白かった映画はなかったか?」と考えていたら、「ザ・ワン」という映画を思い出した。
まだそう有名ではなかったジェイソン・ステイサムも出ていた映画で、この世界には125のパラレル・ワールドが存在し、そのパラレル・ワールドに住む残り124人の自分を倒せば絶対無ニの「ザ・ワン」になることができるという映画だった。
派手なアクションがなかなか面白かった記憶がある。ジェット・リーは「マトリックス2」の脇役をけって、本作の主演を選んだそうだ。
まあ、脇役より主役が良いに決まっているが、「マトリックス」の脇役もなかなか魅力的だと思うが・・・
「トロン:レガシー(Tron: Legacy)」を鑑賞した。
北京で3D映画として上映されていたし、お正月に香港に遊びに行った時にも上映されていた。
この手のSF映画には目が無いのに、何故か「トロン」の新作には触手が動かなかった。劇場公開はパスして、遅ればせながらDVDでの鑑賞となった。
劇場に足を運ばなかった理由のひとつは、全米での興行成績がもうひとつだったこと。
1億7千万ドルの特大バジェットの映画だったのだが、全米での興収は制作費に毛の生えた程度の1億71.8百万ドル。初登場第一位を記録したとは言え公開初週の興収は44百万ドル、最終的によく1億7千万ドルまで興収を伸ばして来たものだ。
もうひとつの理由は、本作が1982年に公開された映画「トロン」の続編であること。
映画「トロン」は、ティム・バートンがアニメーターとして係わったとか、ピクサーのジョン・ラセターが感銘を受けてCG製作に乗り出したとか、逸話の多い作品で、当時としては革新的な初めてCGを本格的に導入して製作された映画として有名だ。
噂を聞いてレンタルで見た記憶があるのだが、映画の方は映像は斬新的だったが、映画としては全く面白くなかった記憶しか残っていない。
トラウマというほどではないが、「トロン」の続編と聞いて、さして興味が湧かなかった。
さて、映画を鑑賞してみて、本作でも当時と全く同じ感想を抱いてしまった。
今時のCG映画と比べても、映像は確かに斬新的なのだが、映画としては面白くない。ただ、これだけ凝った映像作品を作り上げたスタッフの中からティム・バートンのような奇才が飛び出してくるかもしれない。
ジェフ・ブリッジスの若い頃の容姿を再現して見せたCGなんて、お見事の一言。
長い映画なので、劇場で一気に見ると寝てしまった人が多いのではと思ってしまった。
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