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映画「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」よりブレンダン・フレイザーが演じたリック・オコーネルの新作を製作。
すでにここで何度か書いてきたが、「ハムナプトラ」の原題は"Mummy"、「ミイラ」の意味。邦題で幻の都市「ハムナプトラ」をつけてしまったので、エジプトに関係なくなった第三作でも「ハムナプトラ」が使われてしまった。
原題は"The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor"、「ミイラ:龍帝の墓」という意味になる。
映画「桜田門外ノ変」を見た。
司馬遼太郎氏の著作の中に「暗殺は歴史を動かさない」という一文がある。但し、「桜田門外の変」だけは、暗殺が歴史を動かした稀有な例だそうだ。それは「桜田門外の変」が「暗殺というよりもクーデーターとしての面があるからでは」と個人的に思っている。
そんな「桜田門外の変」を題材に、実行部隊を指揮した関鉄之介を主人公として描いた映画だ。未読だが吉村昭の同名小説の映画化だそうだ。
監督は「男たちの大和/YAMATO」の佐藤純彌、邦画が「面白くない」と言われ、一部の大御所監督の作品ばかりが公開されていた頃から活躍している監督さんだ。個人的には、名前を聞くとよく言えば「重厚」、悪く言えば「冗長」な作品を撮る監督さんだというイメージ。
正直、邦画の暗黒時代に活躍した監督さんの作品はあまり見たくない。
それでも題材が面白そうだし、主演が「仁」で人気絶頂の大沢たかおとあって、見てみようかという気になった。吉村昭の小説は呼んでいないが、「桜田門外の変」の志士たちが、その後悲惨な末路をたどったことは前述の司馬遼太郎氏の著作で知っていた。
主演の大沢たかお、良くも悪くも「仁」の南方先生のイメージ。映画を見ていて、南方先生に見えて仕方なかった。下手な俳優さんではないと思うが、「仁」のイメージが強すぎるのかもしれない。
クライマックスの「桜田門外の変」を映画の前半部に持ってきた演出には関心してしまった。クライマックスの「桜田門外の変」に向けて映画の前半はひたすら志士の暗躍の場面が続くのかと思っていたので、かなり意外でもあったし、映画にものめりこむことができた。
ただ、「桜田門外の変」以降、話がころころと前後するし、登場人物が多いので、ストーリーを追いかけるのが大変だった。
まあ、予想通り2時間17分の長い映画。「桜田門外の変」に至る経緯を黒船来航から結構丁寧に描いてあるが、多少かいつまんでも良かったような気もする。
歴史の勉強には良い作品かもしれないが・・・
主役の大沢たかお以外、脇役も結構しっかりしていて、特に一瞬誰か分わからなかった生瀬勝久の好演も光っていた。
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