★GIFアニメーション新作紹介@電脳絵画館★
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映画『ロッキー』よりスルベスター・スタローンが演じたロッキー・バルボアの原画を書き直し、作品を作り直した。
『未来警察』という映画を見た。『未来警察』は、2010年3月に中国本土で公開されたアンディ・ラウ(劉徳華)主演の香港映画。
映画上映時、地下鉄で予告編が流れていて、CGシーンが見事で見たかった作品だ。
2080年、馬博士の画期的な発明によりエネルギー問題が解決したが、反面、石油会社など利権を失うものも続出し、馬博士は命を狙われる。そんなテロリスト一味が馬博士の暗殺をたくらみ、2008年の過去へとタイム・スリップし、警察官の周志豪がそれを追って過去へと旅をするというお話。
まあ、『ターミネーター』の設定に『アイアンマン』を加えたような映画だと思ってもらえれば間違いない。
映画製作が盛んな香港ではハリウッド映画のCG製作の一部を請け負う会社も多いようで、CGレベルはかなり高い。本作でもCGが多用されていてお得意のワーヤーアクションと合わせて派手派手な戦闘シーンが用意されている。
ところがモーション・キャプチャーを使って人物の動きをコンピューターに読み込ませていないのか、かなり動きが不自然。重量感がないし、細かい動作が早すぎる。終盤の対決シーンでは動きの不自然さが気になって仕方なかった。
アンディ・ラウがアイアンマン的な未来警察へと変身するのだが、何故か顔は露出したまま。アンディ・ラウに配慮したのかもしれないが、そこはきちんとシールドで覆っていないと危なくて仕方ないだろう。
敵役として改造人間となったテロリストが登場するのだが、何だかどこかで見たような改造人間でまるで独創性がない。
この辺りのデザインがかなりお粗末。
監督は王晶という人。コメディが得意な監督さんだが、こういうSFものも撮るとは知らなかった。まあ、コメディが得意だと言っても、さして笑えないコメディ映画が多いので、個人的には上手い監督さんだというイメージはない。
本作でもどこかで見たような場面ばかりで、監督の想像力の欠如が映画のできの悪さの最大の原因となっている。
ストーリーも練られていないし、映画のラストもちょっと理解できないオチになっていて個人的にはまるでダメな映画だった。
突然の結婚宣言で人気が凋落してしまったアンディ・ラウだが、「少しは作品を選べよ」と言いたい。アンディ・ラウ以外にも結構な豪華キャストが脇を固めていて、無駄に贅沢な映画でもある。
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