★GIFアニメーション新作紹介@電脳絵画館★
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『仮面ライダークウガ』よりタイタンフォームの原画を書き直し、作品を作り直した。
『十月囲城』という映画を見た。今や香港功夫映画を背負って立つ感のある甄子丹(ドニー・イェン)の新作とあって、派手なアクション映画だろうと勝手に想像していた。派手なアクション映画には違いなかったが、内容はかなりシリアスなもので、香港映画らしく決してラストは明るくない。
1906年、孫文が香港に上陸し、中国各地の革命家と密会を予定していた。それを察知した清朝政府は暗殺団を香港に送りこみ、孫文を守ろうとする革命家達と死闘が繰り広げられるというお話。甄子丹主演で、このあらすじを読んだ限りでは、単なるアクション映画だと思いこんでしまったのだが、内容はなかなかどうして暗く切ない。アクション・シーンも迫力あるし、久々の香港映画の快作だろう。2008年の傑作『投名状』のような重厚な作品だった。
イケメン俳優として名を打った謝霆鋒(ニコラス・ツェー)が孫文のボディガードの一人で、頭のちょっと弱い車夫を演じている。今まで颯爽とした役柄が多かったのだが、まるで正反対のこの車夫役を見事に演じ切っている。本作で香港の映画祭で助演男優賞を受賞したそうだが、確かに賞に値する演技と存在感だった。
孫文のボディガードを指揮する商人の李玉堂を演じた王學圻(ワン・シュエイン)という俳優さんも主演男優賞を受賞している。こちらもかなり見応えのある演技。
監督は陳可辛(ピーター・チャン)。『ウォーロード』という邦題で日本でも映画が封切られた『投名状』の監督さんだ。先に「『投名状』のような重厚な作品」と書いたが、同じ監督さんなので作風が似ているのも当たり前かもしれない。
138分の長い映画。映画のラストの暗殺団とボディガード達の死闘はそれこそ目が離せない展開が続くが、その分かなり肩が凝る。登場人物をかなり丹念に描き込んであるので、ラスト・シーンまでには十分感情移入ができている。孫文という人がいかに偉大な人物であるのか歴史が既に証明しているのだが、ボディガード達の悲惨な運命には同情を禁じ得ない。
香港映画はハッピーエンドが少なく、救いようのない結末が待っている映画が多いのだが、本作もその一つかもしれない。映画の良さは認めるのだが、あまり人には薦めたくない映画だ。
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